取扱商品

絨毯のご紹介

ペルシャ絨毯

2000~3000年の歴史をもつといわているペルシャ絨毯ですが、中世期に西南アジアから東はインドまで支配したペルシャ帝国で花開いたペルシャ文化の中で最も影響を受けて発展してきたのがペルシャ絨毯だと言われています。

その製法は西はトルコ、東は中国まで伝わりそれぞれの地で織物文化として栄えてきましたが、現在でも手織り絨毯の中心の産地として、品質の確かさ、名声は他の追随を許さないのがペルシャ絨毯かと思います。


ペルシャ絨毯にはサイズについての独特の呼び名があります。
(タテxヨコが3:2になっている)


ポシュテイ 約90x60cm
ザロチャク 約130x80cm
ザロニム 約155x105cm
ドザール 約210x140cm
パルデ 約270x170cm
キャルデ 約300x200cm
ガリ 約300x200cm以上
ケナレ 廊下敷きの細長い絨毯


カシャーン(147x220cm)

16世紀以来、カシャーン(イランの中北部に位置する)は絨毯の産地として知られてきました。羊毛もしくは正絹を素材として用い緻密な織りと均衡のとれた、そして洗練された伝統的な図柄が素晴らしい。ペルシャ絨毯の中でも最高級品の一つに挙げられている。
紹介しているカシャーンは均衡のとれた伝統的な図柄でベージュを基調としています。

ナイーン(129x222cm)

イラン中部には19世紀以降に発展した絨毯の生産拠点が点在しています。ナイーンはイスファハンから東に位置するイラン高原の中部、砂漠のオアシスにできた小都市です。ナイーン絨毯の図案と意匠はイスファハンの影響を大きく受け20世紀初頭には非常に品質の高いものが織られるようになりました。ナイーン絨毯の特徴はその抑制された配色(藍色、ベージュやクリーム色など)で落ち着きのある色調である。
紹介しているナイーンはベージュを基調にして濃い又は淡い青色を地色とする落ち着いた美しいメダリオン模様の絨毯です。


カシュカイ(100x144cm)

イラン南部でトルコ系の祖先をもつ大きな部族であるカシュカイ族によって織られています。その土地で取れる弾力性のある羊毛で鮮やかな色合いを特徴とした高品質の絨毯を産出すことで知られています。

マシャドロバーチ(80x141cm)

(遊牧民族ラグ)イラン東部のマシャドで遊牧民族によって織られた絨毯です。

ヤラメ(60x100cm)

イラン南部で生産されダイヤモンド形が連なる幾何学文様の素朴で温かみのある部族系のビリッジラグと呼ばれています。100%ウールで織られています。

アフガニスタン絨毯

アフガニスタンは歴史上も隣国のペルシャ、ギリシャ(アレクサンドリア王)の侵略を受けたりモンゴル帝国の支配を受けたりしましたが、中世よりシルクロードの、そして東西交通の要衝として栄えてきました。
絨毯も周辺国の影響を受けながら発展をしてきました。アフガニスタン絨毯はほぼ幾何学文様で赤色を基調として伝統的な柄(像の足型デザイン、ブカーラなど)が特徴です。

チョービ(121x181cm)

チョービもアフガニスタン産で特に手で紡いだウールで、そして草木染にて織られた絨毯をいいます。

バローチ(サープラス)(80x140cm)

(遊牧民族ラグ)バローチは遊牧民族によって織られた絨毯をいいます。

トルコマーン(50x144cm)

トルコマーンはアフガニスタン北部に住む大きな部族の名前です。